先生の仕事の呼び方には色々なものがあります。とてもややこしいですよね。ここでは、辞書などにのっている正しい意味ではなく、小学校の現場で実際に使われる時の使い方をお伝えします。だから正しいとか正しくないとかじゃなくてそう使うから仕方ないのです。几帳面な人は読むべきでない記事だと思います。一応、順番に言葉の定義を小学校の現場基準で設定していきます。
先生とは
小学校現場で、教室などに行って子どもの学習を何かしら手伝っている人はもう全員先生と呼びます。まだ免許持っていない教育実習生も、先生と呼びます。今後、免許取る予定のない支援員さんも先生と呼びます。(支援員さんについては、割愛します)おそらく、分けて呼ぶと子どもがパニックになるからです。
教師とは
小学校現場としての使い方では、授業をする人を指します。特別支援学級などの、少人数相手の授業をする人も含まれます。
教職員とは
教師に加えて、校長や教頭なども入った総称になります。保健室の先生(擁護教諭)は教職員に入っていたり、入っていなかったりします。まぁ、あんまり深く考えても時間の無駄なので、『職員室にいる人ね』くらいに思ってください。
教諭とは
仕事内容は、教師の仕事です。各都道府県が主催する教員採用試験に合格して、正規に雇用契約を結んだ人を指します。(正教員、正職とよぶこともあります。)
教諭になる方法
・教員免許を取得する
・教員採用試験に合格する
講師
まず講師にも非常勤講師と常勤講師の2種類があります。
名称 | 勤務形態 | 備考 |
---|---|---|
非常勤講師 | 時間単位で働く人 (2900円/時間くらい) | 副業可能。週20時間以上入ると厚生年金や国民健康保険に入れる。募集があればなれるが、割と人気があり、枠がすぐ埋まる。 |
常勤講師 | フルタイムで働く人 | 副業は基本的に不可能(できるものもあるみたいだけど、申請が必要)。常に募集があるのですぐになれる。 |
仕事内容は教師の仕事です。各都道府県と非正規雇用の契約を結んだ人を指します。(すぐ仕事が見つかる派遣社員だと思うといいと思います)仕事内容は上に書いた教諭の仕事と違いはありません。ほとんどの講師の方が担任をしているように思います。6月のボーナスは10万くらいで12月のボーナスはちゃんと出ます。なりやすさで考えると給料は良いとおもいます(今は簡単になれるので)。そして、毎年ちゃんと給料は上がっていきます。あと退職金が毎年出ます。個人的に、今の仕事が辛すぎてどうしようもない人にはぜひ、お勧めしたい仕事です。民間企業でお勤めになった経験がある人で、この仕事を辛いと言っている人を見たことがないです。
講師になる方法
・教員免許を取得する
・講師登録をする
講師登録したら働けるのかというと、常勤講師ならほぼ働ける。(確かに地域差はあると思うが)人が多いところは大体、講師不足で困ってるので、登録したらすぐ電話がかかってくる。登録は都道府県単位なので、働きたい場所が定まっている人は、直接その地域の教育委員会まで行って履歴書を持っていくと、よっぽど子どもがいない地域でなければ、その場で決まる。ただ、もっと家が近い方が良い等こだわりがある人は、しっかりと「もう少し近くでありませんか?」と交渉しよう。
まとめ
本記事では、さまざまな呼び方で呼ばれる小学校の先生の呼び方について、辞書的な正しさではなく、現場でどう使われているかを大切にしながら書いてみました。参考にしてみてください。