「今、小学校の先生やってんねん。」友人にこういう話をすると、ほぼ100パーセント返ってくるのが「大変やね」、「モンスターペアレントとかおるんやろ?」、「残業めっちゃ多いんじゃないの?」である。メディアでも教員の仕事は、ものすごくブラックでマイナスなイメージで報道されているように感じます。ただ、私はいくつかの仕事を経験した上で、小学校の先生になりましたが、何年も働いてみて、こんな楽な仕事はないと感じながら毎日を過ごしていました。そして、給料っていう勤務形態でこれより楽な仕事なんてそうそうないと思っています。教師の仕事は自治体によっては、20歳上65歳未満なら誰でもなれます。今の仕事が辛くて辞めたいなと思いながらも独立するのは怖いなって考えているみなさんに「小学校の先生」になることを前かがみでおすすめしたい。
世間が持つマイナスイメージのまとめ
- 給料が低い
- 忙しい(超過勤務)
- 学生の問題行動への対応
- モンスターペアレント対応
「1.給料が低い」に関しては、生活のしかたによるし、どこに住むかにもよるので、足りない人には足りないのでしょうが、地方で住む分には十分だと思います。小学校の先生で、家建ててない人はほぼいないし、校長になれば(結構簡単になれる)1000万はある(まぁそれで暮らせない人もいるのですが)。地方の1000万はすごいんですよ。なぜなら、生活費が300万くらいなのだから。僕より給料が高くても、必死に家を建てたのに単身赴任でその恩恵を受けれない友人や、仕事の都合で引っ越すたびにかなりの出費がかさんだり、都会の高級習い事地獄で死にかけてたりしている友人達よりも実質すごく豊かな暮らしをしていてよく驚かれる。少なくとも飲み代を気にしたことはない。
「2.忙しい」は、100%やり方の問題です。僕は担任業務(全学年やりました)をずっとしていましたが、4月以外(4月は超大事、4月を制するものは1年を制する)で定時以降に帰ったことはほぼない。有給使って3時半に帰ることがほとんどです。(またお伝えしますが、有給の使いがっての良さも教師の魅力です)
「3.学生の問題行動への対応」これは、確かにあります。ですが、負担を限りなく減らすことはできますし、発生確率を減らすことができます。もちろんゼロにはできません。しかし、一般の仕事にもトラブルはつきものですから、それらと比べて特別大変だとは思いません。
「4.モンスターペアレント対応」これも、ないとは言いませんが、本当にやばい人はそんなにいません。普通の人が対応の失敗により、モンスターペアレントに変容するケースがほとんどです。要はやり方(保護者からのクレームを劇的に減らす方法)で何とでもなることが多いです。義務教育の教員の仕事はある意味でエンドユーザに対するサービスなので、しょうがない部分はありますが、それこそコンビニでも吉野家でも、変なお客さんはいますよね。それと特別変わりないと思います。強いて言えば、自分の子どもを全く愛していない親に対してはすこし工夫が必要なのかなとは思います。
小学校の先生になるメリット
しつこくかもしれませんが、教員としておすすめしているのは、「小学校の先生」です。小学校の先生だからこそさまざまな恩恵があるのです。では以下にメリットの一部をまとめます。小学校の先生を志しそうな人の「子どもとたくさん関われる」、「子どもは可愛い」などは省きますね。
- なんたって公務員(安定性と福利厚生)
- 引越しの必要がない(市をまたぐことすらほぼない)
- 電車に乗らない通勤が可能(通勤時間8分を実現)
- 超ルーティンワーク(みんな変化が大っ嫌い)
- 小学校には部活がない
- 夏休みと冬休みがある(気分は学生)
- 有給の使い勝手がかなりいい(ステキすぎるシステム)
- 実は、すごく休みやすい
- 定時帰りや、定時前に有休使って帰ることも可能
上記はみんなにとってすごく大きなメリットだと思います。教育実習生にこのことを伝えると、みんな一瞬止まった後、感激していました。
上記についての詳しい説明は次のブログで発信したいと思います。「夢がない?」、「アフターファイブを楽しみたい?」、「ゆるく生きたい?」そんな人は、小学校の先生を目指そう!!!